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ライツやその周辺で起こっている最新ニュースをご紹介しています。企業や製品に関する最新情報や、期日等の重要なお知らせ、プレスリリースのバックナンバーもこちらでご覧いただけます。ライツは常に最新情報をお客様にお届けします。
新次元のソリューション: 盛況を博したライツ出展ブース - 2019年リグナ展
2019年5月27日から31日まで、木材加工産業にとって世界で最も重要なメッセ、リグナ展がハノーバーで開催されました。ドイツ、オーバーコッヘンに創業した精密ツール・ツーリングシステムのメーカー、ライツの出展ブースは、国内外から2,000人以上の来場者を集め、ツール技術、インテリジェントツールシステム、デジタル化サービス等の各分野における開発・イノベーションをアピールするチャンスの場となりました。
メッセの好評を受け、株主・経営陣は経済的課題を認識しながらも、ライツが国際市場での確固たる地位をより一層強めたとし、今後数ヶ月間のさらなる発展を見込んでいます。
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焦点はお客様の成功です
最高品質のツールは定期的な専門家によるメンテナンスによってはじめて最適なパフォーマンスを発揮します。 短期間で再度使用するためにできるだけ早く、正確に研磨する必要があります。 高い専門性の再研磨サービスを持つ世界のマーケットリーダーとして、ライツは確かなプロセスオリエンテーション、顧客との親密な連携、革新的な解決方法やアイディアを大切にしています。 「新次元の解決策」というスローガンのもと、専門知識だけでなく、日々の顧客とのやりとりから得たノウハウも提供します。
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Holz-Handwerk 2018(ホルツハンドヴェルク展)に出展、大盛況のうちに終了
ライツは2018年3月21日- 24日にドイツニュルンベルグで開催されたHolz-Handwerk に出展し大盛況の内に終了しました。ドイツオーバーコーヘンの世界市場リーダーとして“Solutions in new dimensions”(新次元の解決策)をモットーに将来を見据えたサービスコンセプトと木材加工の技術革新を発表しました。
連日盛況をいただき多くの専門家の方々に関心を持っていただきました。経営陣はこの見本市の成功と将来の業績への期待について語りました。
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2017年リグナ展におけるライツの成功
5月22日から26日、ハノーバーで開催された世界で最も重要な木工機械の見本市においてライツは今回もその革新力を証明しました。あらゆる産業から意思決定のトップや専門家が来場し、経営陣および株主はこの見本市の成功と将来の業績への大きな可能性について語りました。
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2017年ライツリグナ展: 新次元の解決策
年々、ライツは未来志向のテクノロジーと独創的な解決策をもたらす製品で新基準を打ち立てています。 2017年5月ドイツ・ハノーバーで開催された世界最大規模のリグナ展において、ライツはその革新的な力を再び実証しました。
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プロフィールカットQ
2015年にハノーバーで行われたリグナ展にて、ライツは新世代のプロフィールカットツールを紹介しました: 業界最速プロフィールツーリングシステム
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「欧州の木造建築用刃物とATCチャッキング技術」
欧州で木造建築材の機械加工への要望が増えたのは1980年代初頭と言われ、1990年代にはCAD―CAM化の流れが始まり、2000年より国際的普及が加速したと言われています。 木造建築は英語ではTimber-Constructionと呼ばれ、本誌でもよく取り上げられているとおり、エコかつサスティナブル(循環可能)な資源である木材を有効利用したいとの観点から世界的に需要が伸びています。
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2019年6月
新次元のソリューション:
盛況を博したライツ出展ブース - 2019年リグナ展
2019年5月27日から31日まで、木材加工産業にとって世界で最も重要なメッセ、リグナ展がハノーバーで開催されました。ドイツ、オーバーコッヘンに創業した精密ツール・ツーリングシステムのメーカー、ライツの出展ブースは、国内外から2,000人以上の来場者を集め、ツール技術、インテリジェントツールシステム、デジタル化サービス等の各分野における開発・イノベーションをアピールするチャンスの場となりました。
メッセの好評を受け、株主・経営陣は経済的課題を認識しながらも、ライツが国際市場での確固たる地位をより一層強めたとし、今後数ヶ月間のさらなる発展を見込んでいます。
外径を保つ再研磨可能な成形ツールシステム「プロフィールカットQ PLUS」など、これまで数多くのツール技術イノベーションに取り組んできたライツですが、このたび新たな事業分野に踏み出し、デジタルサービスの「新次元ソリューション」を発表しました。今回のメッセでも目玉となった、「LeitzXPert」(ライツエキスパート) ―― ツールの製造関連データを、お客様のワークステーションに直接アプリで配信するオンライン・サポート・プラットフォームです。サービス点検の時期をアプリで確認したり、ツールやスペアパーツ類の在庫を確認できるほか、ボタンを押すだけでライツ窓口担当者と迅速に連絡をとることも可能になりま す。
優れたイノベーションと共に、ハノーバーでその存在感を示したライツは、常にお客様へ提供する付加価値の最大化に重点的に取り組む、グローバル・ソリューション・プロバイダーとしての地位を確立しつつあります。取締役会の広報担当ユルゲン・ケッペルはこのように述べています。「当社の製品・開発・サービスは、そのどれもが、最終製品の品質の高さと持続可能な製造工程を保証すると同時に、お客様の生産性・効率性・柔軟性の最適化を明確に目指したものになっています。メッセで多くの好意的な反響や当社製品・サービスへの大きな関心を得られたことは、このことが市場のお客様にも認められた証だと思っております。」
ハノーバーのリグナ展は、木材・木材由来材加工用マシン/システム/ツールの国際メッセであり、木材の収穫からさまざまな最終製品の生産まで、木材産業のバリューチェーン全体がここに集約されています。50ヶ国から約1,500社が出展、5日間で9万人以上の来場者が訪れ、そのうち海外からの来場者数は全体の45%に上りました。
2019年5月
Leitz @ LIGNA展

来る5月27日~31日、ドイツハノーバーにて世界最大規模の木工機械展、リグナ展が開催されます。
今回のリグナ展でライツは「ライツエキスパート」アプリを新発表します。
このアプリは、ライツ製品に組み込まれたデータチップ内にあるシリアル番号を認識し、広範なツールやサポート情報を迅速かつ具体的にお客様に提供することを可能にします。
ツールライフから研磨サイクルに関するデータなど、お客様が必要とする情報を適格に伝えることが可能になり、生産性向上や刃物在庫の適正管理など、経営のスリム化に最適な情報を提供します。
デジタルプロセスの構築は、クラフト志向のユーザー様にも大きな付加価値や利点を生み出す事もできます。 ライツでは「ライツエキスパート」を通して製造上の課題を解決し、よりよいサポートと安心を与えるために、世界中のお客様にリアルタイムでツール固有のノウハウを提供します。
それこそがライツの唱える「Solutions in New Dimensions」です。
リグナ会場15ホール/F16ブースにて、ライツ日本人スタッフがお待ちしております。
2018年10月
焦点はお客様の成功です

最高品質のツールは定期的な専門家によるメンテナンスによってはじめて最適なパフォーマンスを発揮します。 短期間で再度使用するためにできるだけ早く、正確に研磨する必要があります。 高い専門性の再研磨サービスを持つ世界のマーケットリーダーとして、ライツは確かなプロセスオリエンテーション、顧客との親密な連携、革新的な解決方法やアイディアを大切にしています。 「新次元の解決策」というスローガンのもと、専門知識だけでなく、日々の顧客とのやりとりから得たノウハウも提供します。
品質
ライツサービスの究極の目標は、工具を新品同様にしてお客様にお返しすることです。 故にすべての工程で完璧な品質と精度を重視しています。 こうして作り上げたサービス基準は世界中のライツで統一され、体系的に実証され、詳細に文書化されています。 この取り組みにより、世界中約120箇所のサービス工場でメーカー品質のサービスを提供しています。
信頼性
ライツは便利なシャトルボックスサービスを通して顧客との信頼関係を築いています。 従業員は顧客を訪問し、疑問に答えるべく対応します。 ライツは信頼できる顧客サービスを心掛けています。
ノウハウ
140年以上のライツの歴史と高度に訓練された従業員がライツを独自のソリューションプロバイダーにしました。 木材やパネルボード加工における深い知識と技術的ノウハウがライツの顧客サービスを支えます。 たとえば、ほぼすべての生産分野に渡るコンサルティングサービスは生産現場に最新技術と、経済的な加工、工程の最適化をもたらします。 すべては顧客の更なる成功を目指すものです。
従業員の継続的な技術力や専門能力開発のため、実習施設も兼ね備えた超近代的なサービス&トレーニングセンターをグループ本社のあるオーバーコーヘン近郊のネレスハイムに開設しました。 ここでは従業員と顧客両方に対して、製造や工具テクノロジーの話題を含むトレーニングコースとさらに上級の教育も行われます。
生産性
世界36カ国に直営会社があり、常に顧客の近くにあります。 その各国に複数のライツサービス工場があり、うち50工場はダイヤモンド工具の再研磨を専門としています。 ライツのサービスは顧客のニーズに迅速に対応します。
定期的な研磨と修理で、工具寿命の最後まで最適な使用が保証されます。最高の加工品質だけでなく、工具寿命の最大限までご使用いただけます。
フレキシビリティ
「ライツの工具マネージメント」は、工具の選択、スケジューリング、調達、在庫管理までを一括管理するためのより確実な方法です。 「コンプリートケア」は、メンテナンスサービスや継続的なプロセスシステムも含めた顧客のための工具マネージメントでもあります。
効率性
毎年約1500万におよぶ工具がライツから世界中に出荷されます。 これはライツの無駄を省いた結果重視の生産工程によってのみ可能になります。
サステナビリティー
刃先を100分の数ミリまで測定することにより、刃先を再びシャープにするためにどれだけ削るかを正確に決定できます。「必要最小限」がライツの研磨サービスの基本です。研磨しろの取り過ぎは必要以上に刃物寿命を短くしますし、削り方が足りないと切れ味は回復しません。 また、製造及びサービス工程における貴重な情報は慎重に扱われます。
2018年4月
Holz-Handwerk 2018(ホルツハンドヴェルク展)に出展、大盛況のうちに終了
ライツは2018年3月21日- 24日にドイツニュルンベルグで開催されたHolz-Handwerk に出展し大盛況の内に終了しました。ドイツオーバーコーヘンの世界市場リーダーとして“Solutions in new dimensions”(新次元の解決策)をモットーに将来を見据えたサービスコンセプトと木材加工の技術革新を発表しました。
連日盛況をいただき多くの専門家の方々に関心を持っていただきました。経営陣はこの見本市の成功と将来の業績への期待について語りました。

今年のHolz-Handwerkにおける焦点の1つは再研磨サービスです。近年ライツは高品質のサービスを顧客に届ける新手法を確立しました。今回ニュルンベルグで初めて発表された新サービスコンセプト”LeitzXPress”に触れることはIndustry4.0に触れることを意味します。
LeitzXPressにタッチするとテクニカルコンサルタントに直接コンタクトできます。1時間以内に顧客はコールバックによる相談を受けるか、訪問のアポイントをとれます。(LeitzXPressサービスは現在ヨーロッパで試験中です。)

さらに、Holz-Handwerk 2018のブースでは、ニュルンベルグで同時開催されたFensterbau Frontaleの訪問者向けにライツの窓枠やドア製造用工具が展示されました。
ここで、ライツは2つの新商品を発表しました。 モダンなデザインと最高の機能性を兼ね備え、且つ非常に経済的な生産を可能にするThe ClimaTrend Style 窓システムと、窓枠及び窓用金具メーカーのRoToやその他の有名なプロジェクトパートナーとともに開発したThe Patio Inova 引き戸 – 窓システムです。使いやすさと機密性を同時に実現した世界でも珍しいシステムで、ユーザーに近代的な生産技術とプロセス設計を提供します。

また、最新工具のハイライトも発表しました。
産業界で最速の周速を可能にするプロフィール工具システム - プロフィルカットQプレミアム。 替刃式を採用し,切削加工のパイオニアとして新しい基準を設定するプロフィルカットQカッターシステム。他にも、新しいチップソーの製品群、パネルサイジング、従来より更に低騒音のヘリカットコピーシェイピングカッターも発表されました。

この2つの展示会 “Holz-Handwerk” と”Fensterbau Frontale”はニュルンベルグ展示場で2年に1度開催され、主催者の発表では11万人が来場しました。
2017年6月
2017年リグナ展におけるライツの成功
5月22日から26日、ハノーバーで開催された世界で最も重要な木工機械の見本市においてライツは今回もその革新力を証明しました。あらゆる産業から意思決定のトップや専門家が来場し、経営陣および株主はこの見本市の成功と将来の業績への大きな可能性について語りました。
オーバーコーヘン/ハノーバー、2017年6月6日 - 新しいブースコンセプトとスローガン「新次元の解決策」のもと、ライツは今年、広範囲な対応力とテクニカルノウハウを発表しました。ドイツ・オーバーコーヘンにある世界のマーケットリーダーは木材加工産業が現在直面する課題を解決します。
生産工程は、より早く、よりフレキシブルに、より高いコスト効率が必要です。 同時に加工品質を改善し、生態系への配慮と経済性もそれぞれ最適でなければなりません。 見本市の期間中600㎡のブースは多くの来場者が訪れました。これによりライツは国際的なリーディングポジションをさらに強化し、リグナ展後のビジネスを推進しています。
ライツの革新的なツールソルーションはリグナ展において発表されました。 新しいカッターヘッドシステム「プロフィールカットQダイヤモンド」は替刃式木材加工刃物のパイオニアとしてさらなる技術の刷新を遂げました。超軽量アルミニウムの本体と再研磨可能で外径不変のダイヤモンド刃というユニークな組み合わせは、生産性と効率を大幅に向上させます。このプロフィールツーリングシステムは木材及びプラスチック加工の多くの分野で使用されています。
ウィスパーカットソーでは、非常にユーザーフレンドリーで未来志向の鋸技術をデザインしました。さまざまな刃型のインテリジェントな配列による完璧な分割配列の刃で切削抵抗の減少を達成しました。昇降盤(スライドソー)でのクロスカットはその空転時においても、騒音が劇的に減少しています。
木造建築で長年実績のあるヘリカットプログラムはリグナ展に向けてさらに開発され、他の多くの用途に転用されています。よって、この工具システムの適用範囲はかなり広がっています。
ハノーバーで開催されるリグナ展は、木材機械加工用の機械、システム、工具の国際的に主要な見本市です。伐採から工業生産までの木工業界の完璧な付加価値連鎖はすべてここで見られます。今年はフロアスペースが見直され、小規模木工所と大量生産工場対象の刃物を集約して展示しました。 約1、500社が出展し、93、000人が来場しました。うち約45%は海外からの来場者です。世界中すべての地域、特にアジア、北米、ヨーロッパからの来場者が増加しました。

ハノーバー、リグナ展のライツブースは5日間の開催期間中大勢の来場者で賑わいました。

ライツは見本市成功後の実りあるビジネスを見込んでいます。
2017年5月
2017年ライツリグナ展
新次元の解決策
何十年もの間、ライツのイノベーションは競争の激しい市場において独創的な加工解決策により品質と生産効率を確かなものにし、お客様を一歩前へ導いてきました。その進歩的な思考とテクノロジーは、環境や経済に最大限の配慮をしつつもより早く、より適応性があり、高い費用効果と最高品質を確保する生産工程にするための解決策を実現し、業界のトレンドを作り続けています。
年々、ライツは未来志向のテクノロジーと独創的な解決策をもたらす製品で新基準を打ち立てています。 2017年リグナにおいて、ライツはその革新的な力を再び実証します。
持続可能性
価値ある資源を最適に使用し続けるには、新しいアイディアと手法が重要です。業界のリーダーとして、ライツはハイパフォーマンスコーティングの研究と加工技術を開発するための自社施設に投資しました。マラソンハイパフォーマンスコーティングは刃寿命を大きく延ばし、生産性を改善しました。薄刃鋸のテクノロジーは、より薄く最小限の切削幅を得ることにより材料の利用率が改善することを明らかにします。
順応性
総合的な品揃えは多数の選択肢を提案し、あらゆる用途にすばらしい解決策をもたらします。この広範囲な品揃えに加え、ハイブリッド、インテグラル、リップテック等のテクノロジーが製造により高い順応性を与えます。ライツの研磨可能で外径不変なプロフィックス、プロフィックスC工具システムとナイフ交換可能なプロフィックスQ工具システムはお客様それぞれのご要望にあわせた特別で効率的な解決策を提案します。この製品群の多さは比類ないものです。
生産性と効率性
プロフィールカットQで、ライツは業界最速のプロファイルツーリングシステムを提案します。ユーザーは同じ刃数でもより速い周速で稼働できるため、高い生産性と生産高を達成できます。プロフィールカットQは精度、切削品質、操作性においても新たな基準を打ちたてます。さらに、マラソンハイパフォーマンスコーティングによりナイフの刃寿命が大幅に長くなりました。 エッジエキスパートダイヤモンド工具は多くの用途で有利な生産をもたらすもう1つの解決策です。ライツは加工だけでなく、セットアップ時間や機械のダウンタイムの短縮、生産工程の最適化にも焦点をあてています。例えばライツブリリアンスカットソーは1つの作業工程を完全に省略できます。2つのツーリングシステムの組み合わせにより加工品質と費用対効果の両立が可能になります。 ライツのハイブリッドテクノロジーは超硬工具システムにダイヤの刃を組み合わせ、生産工程を徹底して最適化します。性能と効率の著しい進歩は、1つの工具で荒取りと仕上げ両方の加工を行うライツインテグラルテクノロジーによっても実現します。
専門知識
人、機械、加工材、工具が完全にマッチしてはじめて最良の品質と効率をもたらし、経済的成功に導きます。140年以上の経験と加工知識をもち、広範囲で独創的な製品を提案するライツは、機械の持つ最大限の機能を引き出し、生産加工の安全性と効率性を獲得する唯一の選択肢です。
信頼性
ライツは製造業におけるサービスプロバイダでありお客様にとって信頼できるパートナーです。ライツの製品ラインナップから最適な解決策を選び出す技術的なアドバイスにはじまり、メンテナンス・修理からツールマネージメント規程段階に応じ、全面的に責任を持って行う円滑な商品供給サポートまで、その形はさまざま。
ライツは世界中どこでも高性能な工具と良質で均一なサービスの提供を実現しています。
2017年のリグナ展で、ライツがどう技術革新を続けるかをご覧ください。
15ホールのF16スタンドで“Solutions in new dimensions”.(新次元の解決策)をテーマに展示しております。お客様のご来場を心よりお待ち申し上げます。

ill. 1: ライツのマラソンハイパフォーマンスコーティング、刃寿命を延ばし常に生産性を改善し続けています。

ill. 2: ライツプロフィールカットQプレミアムは業界最速のプロファイルツーリングシステムです。ユーザーは同じ刃数でもより速い周速で稼働できるため、高い生産性と生産高を達成できます。

ill. 3: ライツブリリアンスカットソーは1つの作業工程を完全に省略し、製造工程を最適化します。

ill. 4: ハイブリッド、インテグラル、リップテック等のテクノロジーが製造により高い順応性を与え、より優れた加工品質と費用対効果をもたらします。
2016年8月
ダイヤマスター ウノ 新発売
「ダイヤマスターシリーズ」においてワンタイムタイプ(使い捨て)の、
ダイヤマスター ウノ が新登場しました。
ダイヤ・ルータービット ダイヤマスター ウノ (使い捨てタイプ)
刃先径
|
全長 |
有効長 |
シャンク |
刃数 |
右回転 |
D mm
|
GL mm |
NL mm |
S mm |
|
ID 番号 |
12
|
75 |
25 |
12 x 40 |
1+1 枚刃 |
DIA-130077466 |
16
|
110 |
40 |
16 x 55 |
1+1 枚刃 |
DIA-130077468 |
2016年
ライツ創業140年常にお客様と進化します。


6月 2015年
プロフィールカットQ
業界最速プロフィールツーリングシステム
ライツプロフィールカットQ
業界最速プロフィールツーリングシステム
ハノーバーで行われたリグナ展にて、ライツは新世代のプロフィールカットツールを紹介しました:
プロフィールカットQの上位仕様であるプレミアムバージョンは、木工業界最速の最大秒速120mの周速(高速回転)を可能にしました。 この新製品は高い仕上げ品質と使いやすさなど、あなたにより多くの利益をもたらします。
プロフィールカットQ – 次世代のプロファイルツーリングシステム – は精度、切削品質、操作性の新たな基準を打ち立てます。 このプレミアムバージョンにおいては、業界最速の切削スピードを提供します。
すべての切削により高い品質と生産性を
加工時間の短縮と大幅な切削品質の改善による最大生産性
■ より重い負荷に耐えられる革新的クランピングシステム
■ 熱や摩擦を低減する機能的コーティング
■ 軽いツールボディ
最小限のセットアップ時間と最大の利便性
■ セッティングゲージ不要の替刃の自動調整
■ カッターセットを外さずに替刃交換可能
■ 防塵に優れた固定ネジ
■ 替刃交換時の高精度なナイフセットが可能
■ 低騒音デザイン
優れた切肌が長続き
■ マラソンハイパワーコーティングの替刃
■ 高い品質を持続する革新的なコーティング技術
■ 高いバランスによる振動の低減
記事・出版物等
2015 ヨーロッパにおける刃物のトレンド
ライツ株式会社の佐藤真一(統括部長)による記事がウッドミック2015年8月号に掲載されました。
今年5月のインターツム(国際家具及び素材展)とリグナ国際木工・林業機械展に見られた
トレンドを刃物メーカーの立場からお話したいと思います。
ゼロ・ジョイント・テクノロジー:
インターツムでも採り上げられていたゼロ・ジョイント・テクノロジー「接着層を限りなくゼロ」への動きが家具業界で拡がっています。 エッジ貼りには一般的にEVA、ポリオレフィン(少)、高性能なPURを塗布するタイプと、ポリマー又はグルーをプレコートしたエッジを照射メカニズムによって活性させ接着するゼロ・ジョイント用エッジの二つに分かれます。 あえてゼロ・ジョイント・エッジと呼ぶのは、2008年より「レーザー照射(又はプラズマ)によって貼るエッジ」として始まったプレコート・エッジが今では「ホットエアー」「NIR(ニア・インフレアド・ラディエーション/近赤外線)」等で接着が可能になってきたからです。 ゼロ・ジョイント・エッジであれば接着層が通常の三分の一から四分の一へ改善できると認識されています。 リグナ展でもドイツ、イタリア、オーストリア等の主要木工機械メーカーがゼロジョイントエッジ対応の縁貼り機を多く展示し、この2年でゼロ・ジョイントが家具製造業者にとって身近になり、品質向上を目指し家具業界全体が動いている事を体感しました。
ゼロ・ジョイントの普及により刃物側にもより高いソリューションが求められます。 縁貼前の切削肌、表裏化粧材へのシャープな切れ味、そしてその状態の長期持続などが要求されます。 ライツでは「エッジエキスパート」の強リード型のミーリングカッター(ハイドロスリーブ搭載)とルータービット(焼嵌めチャック搭載)で対応しています。 紙化粧ボードの場合でも持ち上がりの無い切削ができ、極薄接着層との相乗効果で非常に美観に優れた製品加工に貢献します。

エッジ・エキスパート刃物

ゼロ・ジョイント・テクノロジー

ハイドロスリーブ搭載のミーリングカッター
インダストリー4.0:
ドイツを中心にインダストリー4.0(第4次産業革命)の名で大きなプロジェクトが進められています。ITを駆使した生産工程のデジタル化と自動化、製販のネットワーク化による短納期、在庫ゼロ化など大きな躍進が期待されています。 一部の先進木工機械メーカーも今回のリグナ展にてそのトレンドを発信していました。 この分野では機械メーカーだけではなくIT通信業界ともコラボレートし、端末や機械のコミュニケーションもキーとなります。
ライツではこれに応えるためにICチップ内蔵の刃物及びツールホルダーを発表しました。 以前よりHSKのコーン内にチップを埋め込むタイプは存在していましたが、現在はよりコンパクトなチップが開発されルータービット・シャンクや鋸台金上に設置することも可能になります。ここには寸法や回転数と言った基本刃物データの他に切削距離や特殊処理情報など記憶させ、刃寿命管理や距離あたりのコスト管理に使用されます。 またカッター上に「QRコード」を打ち、書類を持ち出さずにスマートフォンをかざしてデータを読むなどストレスの少ない工場環境も目論まれています。

穴の横にICチップ搭載したカッターと側面にチップ搭載した焼嵌めチャック。

スマホ等で使用条件の目視確認をする。
高速回転加工への要求:
生産性向上の観点より送材速度(又は加工ヘッド移動速度)の加速化が求められています。
機械側はNCにおけるリニアガイド/ボール・スクリュー/ラックなどを組み合わせた高速設計やスルーフィード機械(テノーナーなど)のチェーン開発が進み、より速くより安定した加工が実現化しています。 そこに刃物側も対応すべく、1刃あたりの切削量を適正化するため「より速い回転に対応する刃物」への要求が高まりました。
ここで周速とナイフマークについて説明しましょう 。 周速とは刃先がどれだけのスピードで材に当たるかを管理するものです。 周速は刃物径と回転数から算出されます。 回転数速い/刃径大きい⇒刃が材に当たるスピードが速い⇒繊維切断能力が高くなると言う効果を生みます。 また、ナイフマークは回転数と送りと刃数により決定されます。 公式は下記の通りです。

今業界から求められているのは「このナイフマークを維持したまま、送り速度を上げて生産量を増やしたい」との声です。 刃数を増やしても、全てが有効切削する保証はなく、刃コスト増大の原因ともなります。 結果として「回転数をあげる」方向へ刃物メーカーは対応を求められます。
ライツの新開発の成形替刃式カッター「プロフィルカットQ」は標準で最高90m/s周速、「プロフィルカットQプレミアム」は最高120m/s周速まで対応します。 前述のφ120径刃物を10,000R.P.M.ではなく14,000R.P.M.(周速88m/min.)で回転させれば、送りを6m/min.から8.4m/min.(それまでの4割加速)に増速でき、加工時間の短縮が可能になります。 同時に繊維切断能力も向上し、切り肌も改善します。

プロフィルカットQプレミアム

HSKアーバーに搭載された複合成形カッター
動的バランス:
高周速、高速回転がマーケットから求められば、当然「動的バランス」も重要なファクターとなってきます。 切削肌に大きく影響が出るポイントです。 特に複合カッターにおいては機械の軸を傷めぬよう厳しくバランス取りされた刃物以外は使えないケースも出ています。 動的バランスはG値で表現されます。 車のタイヤのバランス同様、回転させた状態で物体のどこに重量偏差があるのか検知し、それをドリルなどで削りバランスを取ります。 回転刃物にアンバランスが生じればそれが振動となり、結果粗い切り肌として現れます。 複数のカッターが正しく組み合わされないと、バランスが狂う事もあるので、カッターを理想状態からバラさないようにメーカーで焼嵌める(半永久固定)時もあります。 そしてG2.5以下の厳しい条件を求められる際は、軸と刃物孔の嵌合公差による偏心も排除される必要があります。 これには焼嵌め、油圧(ハイドロスリーブやハイドロスピンドル)機構との併用が効果があります。

バランス値G1とG16の切削面に出たナイフマーク
最後に:
他に展示会全体を見て感じたのは、鋸とカッターでは風きり音や振動を減らす工場内騒音減少のトレンド、ドリルは穿孔を長期安定させる超硬ムクへの転換が見られました。 機械の方では搬送と組み合わされたNC機の発展は目覚しく、それにマッチした刃物を選択しなければならない事を痛感しました。 正しい道具を持たない職人が良い仕事をするのは困難です。
機械もまた然りです。 機械技術の発展と共に刃物も進化します。
ニーズに合ったアプリケーションを理解した上で提案をする事が要求されています。
記事・出版物等
「欧州の木造建築用刃物とATCチャッキング技術」
ライツ株式会社の佐藤真一(統括部長)による記事がウッドミック2014年9月号に掲載されました。
欧州で木造建築材の機械加工への要望が増えたのは1980年代初頭と言われ、1990年代にはCAD―CAM化の流れが始まり、2000年より国際的普及が加速したと言われています。 木造建築は英語ではTimber-Constructionと呼ばれ、本誌でもよく取り上げられているとおり、エコかつサスティナブル(循環可能)な資源である木材を有効利用したいとの観点から世界的に需要が伸びています。
今回は構造部材のジョイント部の加工用刃物について話をしたいと思います。 日本では「プレカット」と呼ばれる加工です。 プレカット機は英語でJoinery machine(ドイツ語でAbbundmaschinen)です。 欧州の加工機はATC(オートツールチェンジ)+5軸(6軸)制御が主流で、その背景にはATC用高周波モーターの入手のしやすさがあります。 SK, HSK規格の高周波モーターメーカーが多く、用途に応じたものを容易に選択・購入できる状況にあります。 日本では機械柱に専用モーターを複数搭載し、同時に複数箇所を切削加工して、シフトあたりの生産量を高める専用機のデザインが多く、そこが欧州のプレカット機との違いと考えられています。
欧州プレカット機械用刃物:
ヘリカットカッター:
外径不変と形状不変が求められるので、替刃式の刃物が基準となります。 ライツでは加工時間短縮を優先した設計をし、速い送り速度、低騒音、低振動、低い切削抵抗を可能にしました。大型欠き取り用のヘリカット15カッター(2)はφ250からφ350mmまで、刃幅は20から100mmまで対応します。 平ほぞ及び柱欠き用の中型ヘリカット15カッター(5)はφ60からφ125まで標準品が用意されています。 それ以下の径にはφ40からφ50でヘリカル状に替刃を配列したヘリカット11カッターを作成します。


ヘリカット15カッター

ヘリカット11カッター
溝突刃物とアリ加工刃物:
外径が大きいものは替刃式ヘリカット15カッター(3)で対応し、それ以外は超硬ムクのコーティング・スパイラルルータービットで加工します。 ライツではφ25で有効120mm全長200のものなど建材用に大型のスパイラルビットを用意し、高能率で加工できるものを提供します。 アリ接ぎ・カマ接ぎ用カッターに関しては、顧客のご希望に合わせた専用設計をします。 更に刃物が長くなる場合は、コレットチャックとの接合部の遊びを排除するために「焼き嵌めチャック」の併用や「モノブロック」デザインで高い完成度と優れた同心性を実現できます。 モノブロックとはカッターとテーパーチャッキング部分を1つの素材から削り出して刃物を製造する方法で、ライツは世界でもかなり早い時期から、この方法を取り入れてきました。


替刃式アリ・カッター(欧州仕様)

焼き嵌めチャック搭載のVカッター

モノブロックのアリ・カッター

モノブロックのカマ・カッター

複合アリ・オス・カッター

複合アリ・メス・カッター

コーティング・スパイラルルータービット
ドリル:
厚み150mm材の貫通、300mm集成材の貫通穴などの加工が多くあります。 そのため有効長が長く、屑吐け効率の良い逃げ溝(フルート)デザインが求められます。 ライツは「レビン」ドリルの名で独自の屑排出の優れた設計の錐を提供します。

座ぐり付レビンドリル

レビンドリル
ATCの2面拘束のチャッキング
欧州プレカット機では2面拘束の「HSK」規格が標準となっています。 コーン面に加え、平面(フェイス)が密着するので剛性が高く、アキシャル方向の精度安定、落下事故に対する安全性などメリットが多く、大外径・重量刃物が用いられる建材加工機には2面拘束が適しています。 HSKのクランプ機構を図示します。
左図が装着前、中図がツールホルダーのコーン内部にツメが挿入された状態、右図がツメが効いて固定が完了したものです。 固定バー(緑)が上に引き上げられ、ツメ(赤)がホルダーを上方に引き、2面が密着(拘束)します。 プルスタッドを引っ張るだけのコーン型ツールホルダーとは全く異なる事が分ります。

次に各HSK規格の特徴についても見ていきましょう。 木工機械ではHSK-F63, HSK-E63が多く採用され、工作機械ではHSK-A63が採用されています。 「63」と表記があるのは平面(フェイス)の直径を表します。 F63とE63ではコーンの大きさが異なり、Eの方が大きく、より大外径・重量刃物に適していると言えます。 逆にFの方は小径かつ小型刃物に適し「高速回転」を求められるものに向いていると言えます。 例えるなら、モーター回転が1万8千から2万4千回転の高速の時はF63、大外径の刃物で回転は6千から1万2千までならE63の選択が適正と考えられます。 A63はコーンのサイズはE63と同じですが、オリエンテーション溝とコーン上に切欠きと穴があります。
5軸(6軸)制御の建築材加工機の場合、斜めからの加工の時ナットやモーターが加工材や機械支柱にぶつからないように「長さ」が必要となります。 刃物自体を長くできない時は、全長の長いコレットチャック、細い先端のサイドロックのチャックが用いられます。

HSK-E63のコレットチャック

HSK-F63のカッター用アーバー

ロング型のサイドロック・チャック

ロング型のコレットチャック

鋸用アーバー